わたぼうし短歌帖『やさしき風の見送り』

　わたぼうし短歌帖『やさしき風の見送り』
　🗓 2025年10月27日（月）

🖋️ 短歌：
秋の田を　笑う案山子や　雀去る
働き終えて　風やさしかり
🖋️ 読み方：
あきのたを　わらうかかしや　すずめさる
はたらきおえて　かぜやさしかり

やさしき風の見送り
収穫を終えた秋の田に、
案山子が笑みをたたえて立つ。
去りゆく雀の影を見送りながら、
風がやさしく吹き抜ける。

心にそっと短歌をお届け。皆さまの心がちょっとだけ癒されますように…

澄む池にひびく命の声
澄み渡る朝の池に、
鴨の声が静かに響く。
その音は水面に波紋を描き、
心の奥まで届いてくる。
静寂の中で感じたのは、
確かに息づく命の温もり。
自然と心が共鳴し合う、
やさしい朝の一瞬を
詠んだ一首です。

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