末吉俳句日記『命の声が渡る鴨来る』
🗓 2025年10月28日(火)
末吉俳句日記『命の声が渡る鴨来る』
鴨来る 池の端まで 声渡る
(かもきたる いけのはしまで こえわたる)
🖋️季語:鴨来る(かもきたる)(秋)
※北国から渡ってくる
鴨を迎える季語。
静かな池に新たな
命の群れが訪れ、
秋の終わりの空気に
穏やかなぬくもりを添える。


命の声が渡る鴨来る
澄んだ朝の池に、
鴨の声が広がっていく。
水面をすべるその響きは、
静けさをやさしく揺らす。
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次回予告
灯に寄り添う秋の夜なべ
夜更けの家の中、
暗い廊下にこぼれる
あかりがあった。
その灯の向こうで、
誰かが働き、学び、
静かに時間を刻んでいる。
その光を頼りに歩くうち、
夜の冷たさが
少しだけやわらいでいった。
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