わたぼうし短歌帖『去りゆく季節のぬくもり』
🗓 2025年11月1日(土)
わたぼうし短歌帖『去りゆく季節のぬくもり』
🖋️ 短歌:
行く秋を たぐる温みに 毛玉撫づ
穏やかに過ぐ ひと日のこして
🖋️ 読み方:
ゆくあきを たぐるぬくみに けだまなづ
おだやかにすぐ ひとひのこして


去りゆく季節のぬくもり
秋の午後、
陽だまりに猫を抱き、
その柔らかな毛を
撫でながら、
手のひらに残る
温もりをたぐる。
季節がそっと
指の間をすり抜けていく。
📄 この言葉をポケットに(PDFダウンロードはこちらから)
📖 わたぼうし短歌帖一覧を見る
🏡わたぼうしの詩小径トップへ戻る
📷 Instagram公開作品(@HaikuEchoes_575)
心にそっと短歌をお届け。皆さまの心がちょっとだけ癒されますように…
次回予告
散りし夢を背に咲く
秋の終わり、
ほかの花が散ったあとに、
ひと枝の菊が
静かに立っている。
その姿は、
去りゆく季節の夢を
背負うように凛として美しい。
寂しさではなく、
静かな誇りと生命の継承を
詠んだ一首です。
インフォメーション
🌿末吉俳句日記|今日も小径で一句
わたぼうしの詩小径では、
毎日朝7時ごろに俳句を更新しています。
またInstagram投稿をもとに、
背景や季節の情景をお届け。
そして気に入った句は、
PDFとしてお持ち帰りも可能です。
最新のことばたち
🌸わたぼうし短歌帖|心のうたを五行に
わたぼうしの詩小径では、
毎日夜20時ごろに短歌を更新しています。
またInstagram投稿をもとに、
余情や季節の情景をお届け。
そして気に入ったうたは、
PDFでお持ち帰りいただけます。
最新のことばたち
メインサイトのご案内
「ことばあそびの詩唄」では、
有名な俳句や短歌、名言など、
古今のことばに光をあてて、
背景や想いを丁寧にひもとく、
やさしい図書館のような
ことばの時間をお届けしています。
