わたぼうし短歌帖『つたう雫よ』
🗓 2025年5月22日（木）
わたぼうし短歌帖『つたう雫よ』
🖋️ 短歌：
「ひまだね」って 残るガラスの 指跡に
つたう雫よ ことば消えまじ
🖋️ 読み方：
「ひまだね」って のこるがらすの ゆびあとに
つたうしずくよ ことばきえまじ
つたう雫よ
雨の午後、窓をつたう雫に
誰にともなく「ひまだね」とつぶやいた
指でなぞった言葉は消えそうで消えず
心の痕跡だけが静かに残った
📄 この言葉をポケットに
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ながぐつのうた
梅雨の晴れ間、
水たまりに映る空の色がゆらめく。
子どもたちの長靴に踏まれながらも、
そこには確かに空がある。
小さな世界の中で、
踏まれるたびに「ながぐつのうた」が
静かに響いているような情景を詠んだ。
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