末吉俳句日記『暑さ知らぬ夕の月』
🗓 2025年6月19日(木)
末吉俳句日記『暑さ知らぬ夕の月』
夕まぐれ 暑し暑しと 月知らず
(ゆうまぐれ あつしあつしと つきしらず)
🖋️季語:暑し(あつし|夏)
※「暑し」は夏の代表的な季語。
日中の強烈な暑さというよりも、
夕暮れに残る蒸し暑さ、
身体にまとわりつくような空気感が
この句に滲み出ています。


暑さ知らぬ夕の月
暑さにうんざりしながら
見上げた空に、
ぽつんと浮かぶ白い月。
この蒸し暑さも知らずに、
ただ静かに、涼しげに。
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次回予告
池と梅雨とあめんぼ
久しぶりに訪れた井の頭公園。
梅雨の中休みで、
池にすべるあめんぼの姿が
印象的でした。
蒸し暑さの中、
彼らの軽やかな動きだけが
涼を運んでくれるようで、
しばらく見入ってしまいました。
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