わたぼうし短歌帖『命のさけび、夏の声』
🗓 2025年7月19日(土)
わたぼうし短歌帖『命のさけび、夏の声』
🖋️ 短歌:
空蝉や 抱く桜木 木魂して
いま鳴く声は 命さえずる
🖋️ 読み方:
うつせみや いだくさくらぎ こだまして
いまなくこえは いのちさえずる


命のさけび、夏の声
抜け殻越しに
蝉の声が木に響く。
それは命の
さけびのように聞こえた。
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次回予告
咲きて、夏は麗し
照りつける
夏の日差しのなか、
百日紅がまるで
微笑むように咲き誇っている。
誰もいない街の静けさに、
花だけがそっと彩りを添えて、
暑ささえもやさしく
抱きしめるような、
夏のひとときを描いた一句です。
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