わたぼうし短歌帖『夏の午後は昼ドラ風味』
🗓 2025年7月27日（日）
わたぼうし短歌帖『夏の午後は昼ドラ風味』
🖋️ 短歌：
網戸越し 見つめる二人は 蝉と猫
昼ドラ終わる 夏の午後
🖋️ 読み方：
あみどごし みつめるふたりは せみとねこ
ひるどらおわる なつのごご
夏の午後は昼ドラ風味
昼下がり、網戸越しに
にらみ合う蝉と猫。
まるで昼ドラのような
静かな夏のひと幕。
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次回予告
終わらない夏
まぶしい光に
包まれたまま、
夏の終わりがまるで
訪れない午後。
蝉の声も空の青も、
すべてが続いていくようで、
季節がどこか
他人事のように思える。
自分だけが
取り残されているような、
静かな違和感を
描いた一句。
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