末吉俳句日記『足元に咲く藪蘭』
🗓 2025年7月30日(水)
末吉俳句日記『足元に咲く藪蘭』
藪蘭よ ほどけ靴紐 そこに咲く
(やぶらんよ ほどけくつひも そこにさく)
🖋️季語:藪蘭(やぶらん)〔秋〕※初秋寄りで詠出
※木陰や石畳の隅に
静かに咲く紫の花。
控えめで気づかれ
にくい存在ながらも、
そっと目に入ると
深い印象を残す。


足元に咲く藪蘭
しゃがんだ先に咲いていた、
足元の藪蘭。
誰にも気づかれずとも、
そっと励ますように揺れていた。
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次回予告
行き先知らぬ七月尽
七月の終わり、
ふと風に飛ばされた白い帽子。
その行方を見送るうちに、
夏が終わっていく寂しさや、
未来の行き先を
見つめるような気持ちが
重なっていきました。
この俳句には、
ほんの小さな
できごとの中にある
「季節の終わり」と
「心の余白」を込めました。
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