わたぼうし短歌帖『蔦葉に宿る追慕の時』
🗓 2025年9月19日（金）
わたぼうし短歌帖『蔦葉に宿る追慕の時』
🖋️ 短歌：
一坪に 蔦をひそみて からむ葉の
子規を偲べば 時とどまりぬ
🖋️ 読み方：
ひとつぼに つたをひそみて からむはの
しきをしのべば ときとどまりぬ
蔦葉に宿る追慕の時
子規の命日、一坪の庭に、
蔦の葉ひそみ静かに絡む。
追慕の心が時を止め、
日常に余情を宿す。
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次回予告
秋刀魚香る宵の誘い
夏の疲れも
癒えはじめた秋の宵、
街に漂う秋刀魚を
焼く香りにふと
心がほどけます。
涼しさに食欲も戻り、
ふらりと足は居酒屋へ。
日常のささやかな
楽しみを季節の匂い
とともに描いた、
親しみと余情を宿す一首です。
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