わたぼうし短歌帖『夏恋ふ秋の朝』
🗓 2025年9月25日（木）
わたぼうし短歌帖『夏恋ふ秋の朝』
🖋️ 短歌：
肌寒き 朝の気配に ふとよぎる
過ぎし暑さの 影はなつかし
🖋️ 読み方：
はださむき あさのけはいに ふとよぎる
すぎしあつさの かげはなつかし
夏恋ふ秋の朝
彼岸明けの朝は肌寒く、
秋の深まりを身に覚える。
過ぎし暑さの影はなつかしく、
夏の日々を心に抱く。
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次回予告
いがぐりの内のやさしさ
秋の道に
落ちたいがぐりは、
棘を立てて苦々しい姿を
見せています。
しかしその内には、
やさしく甘い実が
ひとつ守られている。
その対比に人の心を重ね、
外見の奥に秘められた
やさしさを思い起こす。
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