わたぼうし短歌帖『憂ひを運ぶ金木犀の香』
🗓 2025年10月2日(木)
わたぼうし短歌帖『憂ひを運ぶ金木犀の香』
🖋️ 短歌:
かすめゆき 残り香忘れじ ひとときの
風は憂ひと 木犀に遇ふ
🖋️ 読み方:
かすめゆき のこりがわすれじ ひとときの
かぜはうれいと もくせいにあう


憂ひを運ぶ金木犀の香
秋の道をかすめて過ぎる、
木犀の香に憂いを覚ゆ。
残り香は儚くも強く、
心に刻まれ季を告ぐ。
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次回予告
蝉声と時を結ぶ秋風
秋風に揺れる
ひぐらしの声は
ほどけるように消え、
静かな余韻を残す。
その中で手の皺を
重ね合わせる仕草は、
人生の時を映すかのように
深い意味を帯びる。
季節の交差と
時間の静止が重なり、
一瞬の永遠を
詠み込んだ一首です。
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