末吉俳句日記『蕾に寄る春の気配』
🗓 2026年1月27日(火)
末吉俳句日記『蕾に寄る春の気配』
梅ふふむ そばに一羽の 気配かな
(うめふふむ そばにいちわの けはいかな)
🖋️季語:梅ふふむ(うめふふむ)(初春)
※梅の蕾がふくらみ始める
様子を表す季語。
まだ咲かぬまま、
内に春を含んだ状態を指し、
立春前後のやわらかな季節の
移ろいを感じさせる。


朝の冷えがまだ指に残っている。
どこからか短い声がして、
見上げると梅の枝に雀が
一羽とまっていた。
枝先には、
ふくらみ始めた蕾がいくつも並び、
まだ色を見せるには少し早い。
雀は動かず、
首をわずかに傾けたまま、
その蕾の先をじっと見ている。
冷えた朝の空気の中で、
開く前の時間だけが
静かに並んでいた。
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