末吉俳句日記『島を前に日を置く』
🗓 2026年1月28日(水)
末吉俳句日記『島を前に日を置く』
波の花 島を前にて 日は置きぬ
(なみのはな しまをまえにて ひはおきぬ)
🖋️季語:波の花(なみのはな)(冬)
※冬の荒れた海で、
波頭が砕け、白く泡立つ様子を
花に見立てた季語。
時化や凍てつく風、
近づけぬ距離や冬の厳しさを
静かに含んでいる。


雪の止んだ午後、海へ出た。
波止場に立つと、視界はひらけ、
沖には島の輪郭がはっきりと浮かんでいる。
けれど波は荒れ、
北西からの風が絶え間なく吹きつけ、
水面は落ち着く気配を見せない。
島は見えているのに、
近づく道はまだ立ち上がらず、
凍てた風に背を向けたまま、
その距離だけが残っていた。
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