末吉俳句日記『空き巣に余情の九月尽』
🗓 2025年9月30日(火)
末吉俳句日記『空き巣に余情の九月尽』
九月尽 巣跡残すや 空果てぬ
(くがつじん すあとをのこすや そらはてぬ)
🖋️季語:九月尽(くがつじん)(秋)
※陰暦九月の末日。
秋の終わりを告げ、
季節の移ろいと余情を象徴する。


空き巣に余情の九月尽
九月尽に庭先を見れば、
燕の巣跡だけが残る。
空虚さと旅立ちの余韻に、
尽きぬ空の広がりを知る。
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次回予告
猫と灯に寄り添う夜長
秋の夜長、
膝の上で眠る猫の寝息を
感じながら本を開きました。
外の静けさと
猫のぬくもりが調和して、
心は穏やかに
満たされていきます。
その温かなひとときに、
夜長の豊かさを重ね、
この句を詠みました。
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