末吉俳句日記『離れぬ生』
🗓 2026年1月23日(金)
末吉俳句日記『離れぬ生』
枯蔦や 垣の上さへ しがみつき
(かれつたや かきのうえさへ しがみつき)
🖋️季語:枯蔦(かれつた)(冬)
※ 冬の季語。
葉を落とし、色を失った
蔦の茎が残る状態を指す。
枯れながらも垣や
壁に絡みつく姿に、
冬の静けさと、
かすかな生の気配が表れる。


冬の壁に、枯れた蔦が張りついている。
葉はすでになく、色も抜けきっているが、
茎だけが壁の凹凸を離さずにつかんでいる。
風に揺れることもなく、
伸びようとも、離れようともせず、
ただ同じ場所に留まったまま、
冷えた時間を受け止めている。
そこには動きのない、
生のかたちだけが残っていた。
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