末吉俳句日記『春に乗れず』
🗓 2026年3月2日(月)
末吉俳句日記『春に乗れず』
うつつなき 道のかたへに 沈丁花
(うつつなき みちのかたへに じんちょうげ)
🖋️季語:沈丁花(じんちょうげ)〔春〕
※早春に咲く白や淡桃色の小花。
強い甘い香りを放ち、
春の訪れを知らせる花。


あてもなく歩く午後。
足取りは一定せず、
曲がる理由もなく、ただ道を選んでいる。
風もないのに、
どこからか沈丁花の香りが届く。
立ち止まるほどではないが、
歩幅がわずかに緩む。
低い枝に、小さな花が固まって咲いている。
視線を上げると、
その白が静かにこちらを向いていた。
📄この言葉をポケットに(PDFダウンロードはこちらから)
📖 末吉俳句日記一覧を見る
🏡わたぼうしの詩小径トップへ戻る
📷 Instagram公開作品(@HaikuEchoes_575)
心にそっと俳句をお届け。皆さまの心がちょっとだけ癒されますように…
