末吉俳句日記『陽ひらく凩』
🗓 2025年11月30日（日）
末吉俳句日記『陽ひらく凩』
凩や この陽あらたに 四方満つ
（こがらしや このひあらたに しほうみつ）
🖋️季語：凩（こがらし）（冬）
※冬の初めに吹く冷たい
強風を指す季語。
木々を揺らし、
空気を鋭く引き締める
“冬入りの風”として知られ、
寒さの到来を象徴する言葉。
陽ひらく凩
凩の朝に差す光が
胸の奥へそっと満ちて
四方へひらく明るさに
小さな始まりが灯る
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次回予告
灯ゆらぎ冬飾る
冬飾るネオンが、
冷たい空気にかすかに
触れるように揺れた夜。
その光は華やかさよりも、
むしろ
“影をつくらない寂しさ”を
強く感じさせました。
人影の消えた通りに、
ネオンだけが
淡く生きているようで、
その静かな存在感と儚さを、
「触れては」「影もなく」に
託して言葉にしました。
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