末吉俳句日記『光を惜しむ日短』
🗓 2025年11月10日（月）
末吉俳句日記『光を惜しむ日短』
足早に 帳下りたる 日短かな
（あしばやに とばりおりたる ひみじかかな）
🖋️季語：日短（ひみじか）（冬）
※「日短」は、冬に日が
短くなることを表す季語。
夕暮れが早く訪れ、
一日の光があっという間に
消える頃。
光を惜しむ日短
街に灯がともるころ、
空の色が急ぎ足で変わる。
一日の終わりを告げる影が、
心の奥にも忍び寄る。
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次回予告
静寂を告ぐ初しぐれ
寒さを帯びた風が
吹き始めた午後、
軒先にいた雀が
ふいに飛び立った。
その一瞬の静けさの中で、
柔らかな雨音が聞こえた。
初しぐれが
訪れるその瞬間、
季節の境目を
肌で感じた一句。
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