末吉俳句日記『灯に沈む夜の花』
🗓 2025年6月11日(水)
末吉俳句日記『灯に沈む夜の花』
ともしびに 沈む花あり 五月闇
(ともしびに しずむはなあり さつきやみ)
🖋️季語:五月闇(さつきやみ)
※梅雨入りの頃の夜に感じる、
光の乏しい重く湿った暗さ。
心もまた静かに沈んでゆく。


灯に沈む夜の花
街灯に照らされて
沈むように咲く雨の薔薇。
静かな夜、
光と闇が重なる場所で
出会った。
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次回予告
流れる雲と梅雨の月
帰り道、
雲の流れだけが速く、
月はまるで時間の外に
あるように見えました。
湿った空気に包まれながら、
心だけがぽつんと
取り残されたような、
そんな感覚を
一句に込めています。
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