末吉俳句日記『灯ゆらぎ冬飾る』
🗓 2025年12月1日(月)
末吉俳句日記『灯ゆらぎ冬飾る』
冬飾る ネオン触れては 影もなく
(ふゆかざる ねおんふれては かげもなく)
🖋️季語:冬飾る(ふゆかざる)(冬)
※冬の街を彩る灯りや装飾、
イルミネーションやネオンを含む
“冬の装い”を表す季語。
寒さの中で光が際立つ
季節特有の景を示す。


灯ゆらぎ冬飾る
冬飾るネオンが揺れ
触れた光に影はなく
人の消えた夜の通りへ
静かな寂しさだけ灯る
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次回予告
紅まとふ散紅葉
十二月の初め、
地を覆う散紅葉の深い赤が、
まるで季節が最後の“見栄”を
残すように輝いて見えた。
風も弱く、静けさだけが漂う中で、
紅葉の名残がそっと力を
ふるうような気配に心が動いた。
その一瞬の強さと儚さを
「紅をまといて」「見栄のこす」に
託して表現した。
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