末吉俳句日記『祈り届く冬天』
🗓 2025年11月15日(土)
末吉俳句日記『祈り届く冬天』
冬天や 手向けて山に 星こぼれ
(とうてんや たむけてやまに ほしこぼれ)
🖋️季語:冬天(とうてん)(冬)
※「冬天」とは、
冬の澄みきった空のこと。
冷たく張りつめた空気の中で、
星々がいっそう輝きを増す。


祈り届く冬天
冬の闇に澄む空、
手を合わせ山を見やる。
こぼれる星の光は、
祈りのように胸へ落ちる。
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次回予告
涙をゆだねる冬茜
冬茜の空を眺めていると、
理由もなく胸が
ふっとゆるむ瞬間がある。
そのとき頬をつたった涙は、
悲しみではなく、
心が温かさを思い出すような
静かなものであった。
冬の夕焼けと、
自分の内側が
そっと溶け合った一瞬だった。
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