末吉俳句日記『影やすらぐシクラメン』
🗓 2025年11月28日(金)
末吉俳句日記『影やすらぐシクラメン』
シクラメン 床にひそりと 影ひとつ
(しくらめん ゆかにひそりと かげひとつ)
🖋️季語:シクラメン(冬)
※冬に室内でよく育てられる花。
赤や白の静かな彩りが、
寒い季節の部屋に灯火のような
やさしい明るさをもたらし、
冬の生活感と温度を象徴する。


影やすらぐシクラメン
冬陽さす部屋にひそと咲き
床へ落ちる影は細く
静かな気配が空気を満たし
花のぬくもりだけが残る
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次回予告
青に遊ぶ冬晴
澄み渡る冬晴れの空の下で、
ひらひらと舞う銀杏の葉が
風に揺れながら青の世界に
溶け込んでいくように見えました。
黄金色の葉の動きと、
冬の透明な空気が
ひとつになった景色は、
秋の名残と冬の始まりが重なる
“季節の橋”そのもの。
その軽やかな色と光の交差を、
そっと言葉に託した一句です。
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