末吉俳句日記『影やすらぐ寒禽』
🗓 2025年12月15日（月）
末吉俳句日記『影やすらぐ寒禽』
寒禽や 影やすらへて 白うすく
（かんきんや かげやすらへて しろうすく）
🖋️季語：寒禽（かんきん）（冬）
※「寒禽」とは、冬の冷たい
空気の中にたたずむ鳥のこと。
スズメやツグミなど
特定の種類を指さず、
“冬の鳥そのものが
つくる静かな気配”
を映す季語。
影やすらぐ寒禽
冬鳥の影がふと安らぎ
淡い光に輪郭がほどけ
世界が静寂に包まれゆき
白さだけがそっと残る
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人波ゆくぼろ市
ぼろ市の雑踏を歩いていると、
人の声や古道具の匂い、
活気ある空気が
どこか懐かしく感じられた。
その賑わいに紛れているうち、
「なすがまま」という
言葉が自然に浮かんだ。
人々の営みの中に
自分もそっと溶け込み、
冬の市ならではの軽やかな
自由を感じた一瞬を詠んだ。
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