末吉俳句日記『霞む記憶と秋の暮』
🗓 2025年11月3日(月)
末吉俳句日記『霞む記憶と秋の暮』
故郷は 霞みのごとく 秋くれて
(ふるさとは かすみのごとく あきくれて)
🖋️季語:秋の暮(あきのくれ)(秋)
※秋の一日や季節の
終わりを表す季語。
日が短くなり、
光と影が静かに
溶け合う時刻。
もの寂しさと、
季節の余情を伝える言葉。


霞む記憶と秋の暮
沈む夕日に染まる道、
ふと心に浮かぶ故郷の影。
声もぬくもりも届かぬけれど、
霞のようにやさしく胸を包む。
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次回予告
静けさ宿す白露
秋の朝、
草むらの露が葉の上を
すべり落ちた。
音ひとつしない静寂の中で、
ただ透明な光だけが
きらめいていた。
その小さな瞬間に、
時が止まったように思えた。
自然の無言の美しさを
詠んだ一句。
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