末吉俳句日記『記憶ほころぶ冬紅葉』
🗓 2025年11月24日（月）
末吉俳句日記『記憶ほころぶ冬紅葉』
冬紅葉 ありしうつつも ほころびぬ
（ふゆもみじ ありしうつつも ほころびぬ）
🖋️季語：冬紅葉（ふゆもみじ）（冬）
※冬になっても色づいたまま
残る紅葉。
秋の華やかさとは異なり、
冷たさを含んだ深い赤が特徴。
冬の静けさの中に
わずかな温度を宿す、
情緒豊かな季語。
記憶ほころぶ冬紅葉
冬紅葉の深い色が
胸の奥の記憶に触れ
過ぎた日々がそっと揺れ
静かにほころぶ想いあり
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猫のぬくもりマフラー
冬の日、
置いていたマフラーのそばに
猫がくるりと丸くなりました。
その小さな温もりと、
安心しきった姿が
なんとも愛おしく、
手を伸ばすのも
ためらわれるほど静かな時間が
流れました。
その一瞬をそのまま受けとめ、
そっと言葉にしたのが
この一句です。
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