末吉俳句日記『きわ照る薄雪』
🗓 2025年12月14日(日)
末吉俳句日記『きわ照る薄雪』
薄雪の きはみ照らすや 朝の風
(うすゆきの きはみてらすや あさのかぜ)
🖋️季語:薄雪(うすゆき)(冬)
※「薄雪」は、うっすらと
積もった雪のこと。
地面や草木に薄くかかる雪は、
強い冬景色ではなく、
静けさ・儚さ・淡い光 を
映し出す季語として
古くから詠まれてきた。


きわ照る薄雪
薄雪のきわが朝の風に照り
ほのかな光が寒さをやわらげ
冬の息づかいが静かに満ちて
小さな明るさだけが心に触れる
📄 この言葉をポケットに(PDFダウンロードはこちらから)
📖 末吉俳句日記一覧を見る
🏡わたぼうしの詩小径トップへ戻る
📷 Instagram公開作品(@HaikuEchoes_575)
心にそっと俳句をお届け。皆さまの心がちょっとだけ癒されますように…
次回予告
影やすらぐ寒禽
寒空の下でじっと
佇む冬鳥の影が、
風の合間にふと
安らぐように見えた。
その影の輪郭を、
冬の光が淡く照らし、
世界が一瞬だけ静寂に
包まれたようだった。
“影やすらへて” の言葉は、
その時感じた儚く
柔らかな静けさを
そのまま写し取ったもの。
インフォメーション
🌿末吉俳句日記|今日も小径で一句
わたぼうしの詩小径では、
毎日朝7時ごろに俳句を更新しています。
またInstagram投稿をもとに、
背景や季節の情景をお届け。
そして気に入った句は、
PDFとしてお持ち帰りも可能です。
最新のことばたち
🌸わたぼうし短歌帖|心のうたを五行に
わたぼうしの詩小径では、
毎日夜20時ごろに短歌を更新しています。
またInstagram投稿をもとに、
余情や季節の情景をお届け。
そして気に入ったうたは、
PDFでお持ち帰りいただけます。
最新のことばたち
メインサイトのご案内
「ことばあそびの詩唄」では、
有名な俳句や短歌、名言など、
古今のことばに光をあてて、
背景や想いを丁寧にひもとく、
やさしい図書館のような
ことばの時間をお届けしています。
