末吉俳句日記『声に時止む法師蝉』
🗓 2025年8月9日(土)
末吉俳句日記『声に時止む法師蝉』
法師蝉 坂をのぼりて 立ち止まる
(ほうしぜみ さかをのぼりて たちどまる)
🖋️季語:法師蝉(ほうしぜみ)(秋)
※ツクツクボウシのこと。
晩夏から初秋にかけて鳴く蝉で、
どこか寂しげなその声は、
夏の終わりと秋の気配を告げる存在。


声に時止む法師蝉
法師蝉の声に
ふと足を止めた坂道。
響く声のなかに
夏の終わりが宿っていた。
📄 この言葉をポケットに(PDFダウンロードはこちらから)
📖 末吉俳句日記一覧を見る
🏡わたぼうしの詩小径トップへ戻る
📷 Instagram公開作品(@HaikuEchoes_575)
心にそっと俳句をお届け。皆さまの心がちょっとだけ癒されますように…
次回予告
寄り添う影の星月夜
雲の切れ間から星と月が
顔を出す秋の夜。
縁側には高齢の夫婦が
寄り添って座り、
静かに語らっている。
長い人生には晴れの日も
曇りの日もあった。
そのすべてを超えて、
今こうして同じ夜空を
見上げる二人の背に、
穏やかな時間と
深い絆が流れていた。
インフォメーション
🌿末吉俳句日記|今日も小径で一句
わたぼうしの詩小径では、
毎日朝7時ごろに俳句を更新しています。
またInstagram投稿をもとに、
背景や季節の情景をお届け。
そして気に入った句は、
PDFとしてお持ち帰りも可能です。
最新のことばたち
🌸わたぼうし短歌帖|心のうたを五行に
わたぼうしの詩小径では、
毎日夜20時ごろに短歌を更新しています。
またInstagram投稿をもとに、
余情や季節の情景をお届け。
そして気に入ったうたは、
PDFでお持ち帰りいただけます。
最新のことばたち
メインサイトのご案内
「ことばあそびの詩唄」では、
有名な俳句や短歌、名言など、
古今のことばに光をあてて、
背景や想いを丁寧にひもとく、
やさしい図書館のような
ことばの時間をお届けしています。