末吉俳句日記『声の途絶える野分』
🗓 2025年9月10日(水)
末吉俳句日記『声の途絶える野分』
野分越え 小さき虫の 声とだえ
(のわきごえ ちいさきむしの こえとだえ)
🖋️季語:野分(のわき)(秋)
※初秋の季語。
台風や暴風雨を
古風に呼ぶ言葉で、
野の草木を分けて
吹き荒れることから
名づけられた。


声の途絶える野分
台風の夜を越えし朝、
庭に虫の声は途絶えていた。
小さき命の消えた静けさに、
野分の余韻が胸を打つ。
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次回予告
森にひそむる秋雷
秋雷が轟いたあと、
森の奥にひそむ
気配を感じました。
夏の雷の激しさとは異なり、
秋の雷にはどこか
物悲しい余韻が残ります。
その静けさと
不思議な気配が
心に深く響き、
句としてとどめました。
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