末吉俳句日記『木陰に息つく』
🗓 2025年5月23日(金)
末吉俳句日記『木陰に息つく』
薄暑かな 手綱ゆるみて 木陰澄む
(はくしょかな たづなゆるみて こかげすむ)
🖋️季語:薄暑(夏)


木陰に息つく
木陰のベンチで足をとめた午後
老人と犬が同じ時間に寄り添う
手綱はゆるみ、風もやわらかくて
薄暑のやさしさがそこにあった
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次回予告
水音の涼
蒸し暑さを感じる午後、
古寺の手水鉢に若楓が
浮かんでいました。
鹿威しの水音が響き、
その音が楓にそっと触れるように
感じられました。
風も吹かず、葉も動かず、
ただ水音だけが時間を刻んでいるようで、
その静けさの中に、
目にも耳にも届く“涼”がありました。
暑さの中の静かなひとときを、
一句に閉じ込めました。
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