末吉俳句日記『子らの影ゆらぐ落葉掃き』
🗓 2025年11月23日(日)
末吉俳句日記『子らの影ゆらぐ落葉掃き』
落葉掃き 寄りくる子らを 重ねみゆ
(おちばはき よりくるこらを かさねみゆ)
🖋️季語:落葉掃き(おちばはき)(冬)
※冬に落ち葉を集
めたり掃いたりする
情景を指す季語。
乾いた落ち葉の音や
冷えた空気の手触りなど、
冬の日常の中にある
静かな動きを表す。


子らの影ゆらぐ落葉掃き
落葉掃く手元に子が寄り
無邪気な影が揺れながら
かつての記憶をそっと呼び
冬の午後に心あたたまる
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次回予告
記憶ほころぶ冬紅葉
冬紅葉の深い色を
眺めていると、
冷たい空気の中にどこか
あたたかな気配があり、
ふと昔の記憶が胸の奥で
やわらかく揺れました。
過ぎ去った日々も、
季節の光に触れると
静かにほころんでいく——。
その心の動きを、
そっと言葉に
すくい上げた一句です。
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