末吉俳句日記『ことばの余白』
🗓 2025年6月4日（水）
末吉俳句日記『ことばの余白』
紫陽花や 足らぬ言葉は かぞえけり
（あじさいや たらぬことばは かぞえけり）
🖋️季語：紫陽花（あじさい）（夏）
ことばの余白
紫陽花の前で立ち止まる。
美しいのに、言葉が足りない。
それでも心の中で、
足りぬ言葉を数えていた。
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次回予告
鐘と夏空の静けさ
深大寺を訪れた昼、
雨に濡れた石畳を
歩いていると鐘の音が一つ、
静かに響きました。
その響きがまるで空の碧に
吸い込まれていくようで、
心の奥にも残る音に。
視覚と聴覚の静かな重なりを、
一句に込めました。
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