末吉俳句日記『窓光る冬ごもり』
🗓 2025年12月6日(土)
末吉俳句日記『窓光る冬ごもり』
冬ごもり 窓をこすりて 暮れにじむ
(ふゆごもり まどをこすりて くれにじむ)
🖋️季語:冬ごもり(ふゆごもり)(冬)
※寒さを避けて室内で
静かに過ごすこと。
冬の外気と内側の生活の
あたたかさを
対比的に示す季語で、
窓の曇りや結露、
外の寂しい光景と
結びつきやすい。


窓光る冬ごもり
曇る窓をそっとこすれば
にじむ夕暮れが浮かび出て
外の冷たさと部屋の温もりが
静かな冬ごもりを知らせる
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次回予告
月夜に立つ枯木
冬枯れの木に
向き合っていると、
その存在の大きさに
胸がすこし震えるような
瞬間があった。
思わず三歩しりぞいて
見上げると、
月夜の光が枯木の輪郭を
淡く照らし、
冬の静けさが
いっそう深く感じられた。
人の動きと
自然の光景が重なる一瞬を、
そのまま一句にとどめた。
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