末吉俳句日記『水音の涼』
🗓 2025年5月24日(土)
末吉俳句日記『水音の涼』
若楓 うける水音 涼しのぶ
(わかかえで うけるみずおと りょうしのぶ)
🖋️季語:若楓(夏)
※芽吹いたばかりの楓が
明るい緑に輝いて
初夏の訪れを告げる葉


水音の涼
蒸し暑い午後、手水鉢に浮かぶ若楓
鹿威しの音がそっと涼を運んでくる
風もなく、葉も動かぬ静けさに
水音だけがやさしく時を刻んでいた
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次回予告
花咲くのを待つ
お地蔵さんのそばに
咲きかけの紫陽花がありました。
どこか気にしているように
見える石の表情に、
「まだ三分咲きだけど、
きっとこれからにぎやかになるね」
と話しかけたくなりました。
花も地蔵も無言だけれど、
そこに確かに“待つ時間”が
流れているように感じて、
やさしい気持ちで一句を詠みました。
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