末吉俳句日記『音の涼しさ風鈴』
🗓 2025年7月29日(火)
末吉俳句日記『音の涼しさ風鈴』
風鈴や チリンと一つ 肌にふれ
(ふうりんや ちりんとひとつ はだにふれ)
🖋️季語:風鈴(ふうりん)【夏】
※夏の風物詩として、
音で涼を感じさせる
日本独特の文化的な季語。
風を“聴く”感覚が、
暑さの中での静けさや
情緒を演出する。


音の涼しさ風鈴
窓辺の午後、
風鈴が一度だけ
「チリン」と鳴いた。
その音がふと
肌にふれたようで、
涼しさがそっと
心まで届いた。
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次回予告
足元に咲く藪蘭
暑さに疲れた帰り道、
ほどけた靴紐に手を
伸ばしてしゃがんだその先に、
藪蘭が咲いていた。
誰にも見られず、
誰にも頼らず、
それでもそこに咲く姿が、
まるで「大丈夫だよ」と
言ってくれているようだった。
なんでもない一瞬が、
心の底にすっと届いた。
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