末吉俳句日記『涼を宿す川の午後』
🗓 2025年7月8日(火)
末吉俳句日記『涼を宿す川の午後』
岩陰を おはぐろ涼し 翅ゆらす
(いわかげを おはぐろすずし はねゆらす)
🖋️季語:おはぐろ(川蜻蛉)【夏】
※川辺にすむ小さなトンボ。
黒く優雅な翅が特徴で、
夏の清流に涼を運ぶ虫。


涼を宿す川の午後
岩陰にそっと
涼を宿して羽揺らす
おはぐろの静けさに、
夏の午後がほどけていく。
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紫陽花の別れ詩
鮮やかだった紫陽花も、
やがて色を失い、
静かにその姿を
変えていきます。
その変化の穏やかさに、
人の人生や記憶の
終わり方が重なりました。
終わりとは、
特別ではなく、
誰にでも訪れる
「かたち」なのだと、
そっと受け入れるように
詠んだ一句です。
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