末吉俳句日記『澄心を映す冬支度』
🗓 2025年11月6日(木)
末吉俳句日記『澄心を映す冬支度』
冬支度 澄ます美空を うつろへり
(ふゆじたく すますみそらを うつろへり)
🖋️季語:冬支度(ふゆじたく)(秋)
※「冬支度」は、晩秋の終わりに
冬を迎える準備をすること。
冷え込む空気の中、
衣替えや火鉢の用意など、
暮らしの中に季節の
移り変わりを感じさせる語。


澄心を映す冬支度
冬を迎える支度の手を止め、
澄みきった空を仰ぐ。
移ろう季節の透明に、
心までも澄んでいく。
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次回予告
湯気にぬくもる立冬
立冬の朝、
澄んだ空気の中で
お茶を淹れた。
茶碗ひとつに立ちのぼる
湯気を見つめながら、
冬の訪れと
日々の温もりを思った。
外は冷たくても、
手の中にある小さなぬくもりが、
心をやさしく包んでいた。
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