末吉俳句日記『青春の道と銀杏散る』
🗓 2025年11月19日(水)
末吉俳句日記『青春の道と銀杏散る』
校舎より つづく並木や 銀杏散る
(こうしゃより つづくなみきや いちょうちる)
🖋️季語:銀杏散る(いちょうちる)(冬)
※銀杏の葉が冬の訪れと
ともに散るさま。
金色の葉が風に舞い、
道を染める情景は
冬の始まりを告げる
象徴的な季語。


青春の道と銀杏散る
校舎前の道を歩く
金の葉が風に舞い落ち
光の粒が肩へ触れ
青春がそっと揺れた
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次回予告
夜の寂しさ北おろし
廃屋の前を通ったとき、
冷たい北おろしが頬を掠めた。
その風の音が、
夜の短い時間までも
寂しく染めていくように
感じられた。
場所の気配と
小さな夜の静けさ、
それらがふと
心に重なった瞬間を
一句に閉じ込めた。
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