末吉俳句日記『沁みる静寂・大雪』
🗓 2025年12月8日(月)
末吉俳句日記『沁みる静寂・大雪』
大雪の しずけさ沁みる 虫のこゑ
(たいせつの しずけさしみる むしのこえ)
🖋️季語:大雪(たいせつ)(冬)
※二十四節気の一つ。
本格的な冬の訪れを感じる頃で、
冷気と静けさが深まる季節をさす。


沁みる静寂・大雪
大雪の静けさが身に沁み
沈むような冬の底で
かすかな虫の声がひびき
季節の余韻だけが胸に残る
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次回予告
白む草影・冬ざれ
外気がいっそう冷え込んだ朝、
軒の下の草がうっすらと
白みはじめていた。
その小さな変化に
冬ざれの気配がにじみ、
生活空間のすぐそばに
も季節の深まりが
しずかに宿っている
ことを感じた。
その印象を一句に写した。
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