末吉俳句日記『静けさを咲く山茶花』
🗓 2025年11月13日(木)
末吉俳句日記『静けさを咲く山茶花』
山茶花や 咲てしずかに 格子先
(さざんかや さきてしずかに こうしさき)
🖋️季語:山茶花(さざんか)(冬)
※「山茶花」は冬の初めに咲く花。
寒さの中でも可憐に咲き、
散り際まで清らかさを保つ。
人知れず咲く姿に、
静けさとやさしさが重なる季語。


静けさを咲く山茶花
冬の朝の光のなか、
格子の前に咲く山茶花。
風も声もなく、
ただ白が空気を包む。
📄 この言葉をポケットに(PDFダウンロードはこちらから)
📖 末吉俳句日記一覧を見る
🏡わたぼうしの詩小径トップへ戻る
📷 Instagram公開作品(@HaikuEchoes_575)
心にそっと俳句をお届け。皆さまの心がちょっとだけ癒されますように…
次回予告
母のぬくもり冬薔薇
冬の日、
母を庭に連れ出した。
冷たい風の中、
母はそっと薔薇に手を伸ばした。
指先が花に触れたとき、
二枚の花びらが音もなく落ちた。
その小さな動きに、
生きるぬくもりと
時の儚さを見た。
インフォメーション
🌿末吉俳句日記|今日も小径で一句
わたぼうしの詩小径では、
毎日朝7時ごろに俳句を更新しています。
またInstagram投稿をもとに、
背景や季節の情景をお届け。
そして気に入った句は、
PDFとしてお持ち帰りも可能です。
最新のことばたち
🌸わたぼうし短歌帖|心のうたを五行に
わたぼうしの詩小径では、
毎日夜20時ごろに短歌を更新しています。
またInstagram投稿をもとに、
余情や季節の情景をお届け。
そして気に入ったうたは、
PDFでお持ち帰りいただけます。
最新のことばたち
メインサイトのご案内
「ことばあそびの詩唄」では、
有名な俳句や短歌、名言など、
古今のことばに光をあてて、
背景や想いを丁寧にひもとく、
やさしい図書館のような
ことばの時間をお届けしています。
