末吉俳句日記『薄日たゆる師走』
🗓 2025年12月11日(木)
末吉俳句日記『沈光ふかる寒林』
雲切れて 薄日さしゐる 師走かな
(くもきれて うすびさしゐる しわすかな)
🖋️季語:師走(しわす)(冬)
※冬の年末を指す季語。
冷たく透き通った空気や、
日差しの弱まり、
一年の締めくくりに
漂う静けさや慌ただしさなど、
さまざまな時間の気配を
まとった言葉。


薄日たゆる師走
雲が割れ薄日がそっと差し
師走の空気にやわらかく触れ
流れる時間が静かに沈み
心の奥へ光が届く
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次回予告
冬風まとふ山眠る
強い西風の中を歩いていると、
風の冷たさとは裏腹に、
景色はどこか穏やかだった。
ふと目に入った遠くの山は、
冬の深まりとともに動きを失い、
まるで静かに
眠っているように見えた。
その風の体感と、
山の眠りの対照が心に残り、
この一句が生まれた。
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