末吉俳句日記『和解の影と葛の花』
🗓 2025年8月20日(水)
末吉俳句日記『和解の影と葛の花』
葛の花 裏見忘れて 影ふたつ
(くずのはな うらみわすれて かげふたつ)
🖋️季語:葛の花(くずのはな)
※葛の花は秋の七草のひとつ。
紫紅色の小花を
穂のように咲かせる。
大きな葉の裏が
白く光ることから
「裏見草」と呼ばれ、
古くは「恨み」に掛けて
詠まれることが多かった。


和解の影と葛の花
葛の花は恨みを忘れ、
寄り添う影に和解が宿る。
過去を手放すその瞬間、
穏やかに歩む姿がある。
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夕餉を揺らす秋雷
この句は、秋雷の響きが
暮らしの夕餉に交じる瞬間を
捉えたものです。
犬の鳴き声が添えられることで、
自然の迫力と人間の営みが
ひとつの風景として重なり合い、
秋の気配をより身近に
感じられるように表現しました。
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