末吉俳句日記『山に響く夏の声』
🗓 2025年8月4日（月）
末吉俳句日記『山に響く夏の声』
蝉しぐれ 山寺の鐘 こだましぬ
（せみしぐれ やまでらのかね こだましぬ）
🖋️季語：蝉しぐれ（せみしぐれ）〔夏〕
※多くの蝉が
一斉に鳴くさま。
夏の盛り、
自然の生命力の象徴。
山に響く夏の声
蝉しぐれと鐘の音が重なり、
山の空気に祈りがしみ込む。
こだまの消えたあとの静けさが、
心にやさしく広がっていた。
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次回予告
夏の終わりの指先
朝の縁側、
小さな朝顔が
しぼみかけていた。
そっと小指でふれると、
その指先に晩夏の光が
さしこんだ。
まるで季節と挨拶するように、
夏のやさしい余韻を感じた
一瞬だった。
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