末吉俳句日記『やまざる声』
🗓 2026年2月26日(木)
末吉俳句日記『やまざる声』
猫の恋 声のやまざる 路地あたり
(ねこのこい こえのやまざる ろじあたり)
🖋️季語:猫の恋(ねこのこい)〔春〕
※春の発情期に、
猫が夜ごと鳴き交わすこと。
静かな夜を破るその声は、
春のいのちの高まりを告げる。


夜のとばりが下りたあと、
路地の奥から声が重なる。
低く、細く、
途切れずに続く鳴き声が、
静まり返った街の壁を伝っていく。
昼に残ったわずかなぬくみが、
まだ地面のどこかに滞っているのか、
その声は冷えきらない空気を震わせる。
姿は見えず、
響きだけが夜を往き来していた。
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