末吉俳句日記『山里にひろがる秋』
🗓 2026年10月5日(月)
末吉俳句日記『山里にひろがる秋』
秋空や 祠ぽつんと 稲の波
(あきぞらや ほこらぽつんと いねのなみ)
🖋️季語:秋空(あきぞら)〔秋〕
※秋の澄んだ空を表す季語。
夏とは異なる高く澄んだ空に、
季節の深まりや爽やかな広がりを
感じさせる言葉です。


なんとなく、
山里へ少し遠出をする。
小さな祠の周りには田んぼが広がり、
実った稲穂がこうべを垂れている。
風が渡るたび、
黄色く色づいた穂がゆっくり揺れ、
田んぼ一面に波のような陰影をつくる。
見上げれば、秋の空。
視線を下ろせば、
その下に静かに佇む社。
そして足元には、
収穫を待つ稲穂が広がっている。
空を見て、
社を見て、
もう一度、稲穂を見る。
ひとつずつ目でたどりながら、
ようやく今年の秋を
確かめているような気がした。
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