末吉俳句日記『湯気にぬくもる立冬』
🗓 2025年11月7日(金)
末吉俳句日記『湯気にぬくもる立冬』
立冬や 茶碗ひとつに 湯気立ちぬ
(りっとうや ちゃわんひとつに ゆげたちぬ)
🖋️季語:立冬(りっとう)(秋)
※「立冬」は、
二十四節気のひとつで、
暦の上で冬の始まりを告げる日。
空気が澄み、
朝晩の冷え込みが増し、
自然の光が一段と冴えるころ。


湯気にぬくもる立冬
澄みきった朝の空気。
手の中の茶碗から、
やわらかな湯気が立ちのぼる。
冬の訪れは、静かに心に降りてくる。
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次回予告
明日へと舞う落葉
立冬を迎えた夕方、
落葉が静かに舞っていた。
一枚一枚が光を
帯びながら地に還る様子に、
季節の循環と、
時のやさしい終わりを感じた。
明日に続く空の下で、
心もまた静かに
次の季節へと歩き出していた。
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