末吉俳句日記『行き先知らぬ七月尽』
🗓 2025年7月31日(木)
末吉俳句日記『行き先知らぬ七月尽』
七月尽 白い帽子の 行き先よ
(しちがつじん しろいぼうしの ゆきさきよ)
🖋️季語:七月尽(しちがつじん)〔夏〕
※夏の終わりを告げる季語。
七月の末日、
あるいはその頃の
余韻を含む時節感。


行き先知らぬ七月尽
七月の風に、
白い帽子がふわりと
飛んでいった。
その行き先を見送るうちに、
夏の終わりと、
心の余白が重なっていく。
見えない未来へと、
帽子は静かに旅立つ。
📄 この言葉をポケットに(PDFダウンロードはこちらから)
📖 末吉俳句日記一覧を見る
🏡わたぼうしの詩小径トップへ戻る
📷 Instagram公開作品(@HaikuEchoes_575)
心にそっと俳句をお届け。皆さまの心がちょっとだけ癒されますように…
次回予告
月そえる秋隣り
夏の終わり、虫の声もなく、
静かな夜空にひとつの月。
ただそれだけの光景なのに、
なぜかふっと
「秋隣り」という言葉が
浮かびました。
季節の境目の、
見えない気配を詠んだ一句です。
インフォメーション
🌿末吉俳句日記|今日も小径で一句
わたぼうしの詩小径では、
毎日朝7時ごろに俳句を更新しています。
またInstagram投稿をもとに、
背景や季節の情景をお届け。
そして気に入った句は、
PDFとしてお持ち帰りも可能です。
最新のことばたち
🌸わたぼうし短歌帖|心のうたを五行に
わたぼうしの詩小径では、
毎日夜20時ごろに短歌を更新しています。
またInstagram投稿をもとに、
余情や季節の情景をお届け。
そして気に入ったうたは、
PDFでお持ち帰りいただけます。
最新のことばたち
メインサイトのご案内
「ことばあそびの詩唄」では、
有名な俳句や短歌、名言など、
古今のことばに光をあてて、
背景や想いを丁寧にひもとく、
やさしい図書館のような
ことばの時間をお届けしています。