末吉俳句日記『夕に消ゆ帰り鴨』
🗓 2026年3月25日(水)
末吉俳句日記『夕に消ゆ帰り鴨』
鴨帰る 行きつ戻りつ 夕に消ゆ
(かもかえる いきつもどりつ ゆうにきゆ)
🖋️季語:鴨帰る(かもかえる)〔春〕
※鴨帰るは、
冬を日本で過ごした鴨が
北へ帰る春の季語。
季節の移ろいとともに、
別れや旅立ち、
名残惜しさを感じさせる言葉。


夕暮れの池。
水面は光を落とし、
色を少しずつ沈めている。
そこから鴨が一斉に飛び立ち、
低く弧を描いて空へ出る。
群れは形を崩しながら、
行きつ戻りつを繰り返し、
池の上と空のあいだを往復している。
声は短く、
次第に遠ざかりながら、
夕の空だけが広がっていった。
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