わたぼうし短歌帖『茜の空に沈む静寂』

　わたぼうし短歌帖『茜の空に沈む静寂』
　🗓 2025年10月11日（土）

🖋️ 短歌：
茜から　群青うつりて　そのままに
ただただ空に　ことばを忘れる
🖋️ 読み方：
あかねから　ぐんじょううつりて　そのままに
ただただそらに　ことばをわすれる

茜の空に沈む静寂
茜から群青へ移ろう空、
人々はただ見上げて黙す。
言葉を越えて伝わるもの、
静けさの中にぬくもり宿る。

心にそっと短歌をお届け。皆さまの心がちょっとだけ癒されますように…

嵐の名残、心のうねり
秋の嵐が過ぎ、
海はようやく静けさを取り戻す。
けれどその波の底には、
まだ小さなうねりが残っている。
自然の鎮まりの中に、
なおほどけぬ心の渦を重ね、
過ぎゆく季節と内なる感情の
余韻を静かに映した一首。

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