わたぼうし短歌帖『秋うららの川辺に舞う雀』
🗓 2025年10月8日（水）
わたぼうし短歌帖『秋うららの川辺に舞う雀』
🖋️ 短歌：
秋うらら 昼餉の香り 川風に
雀の舞へる 午後のしじまよ
🖋️ 読み方：
あきうらら ひるげのかおり かわかぜに
すずめのまへる ごごのしじまよ
秋うららの川辺に舞う雀
秋うららの川風に乗り、
昼餉の香りやさしく漂う。
雀の舞う午後のしじまに、
季のぬくもり時を包む。
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次回予告
寒露に香る秋の名残
寒露の朝、
稲架に残る稲の香りが
風に乗って流れていく。
その香りに包まれながら、
刈り終えた田の静けさに
季節の終わりを感じる。
秋の名残がやさしく
遠ざかる光景を、
香りと風を通して
描いた静謐な一首。
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