わたぼうし短歌帖『蒼へほどける季節』
🗓 2025年11月29日(土)
わたぼうし短歌帖『蒼へほどける季節』
🖋️ 短歌:
こがね葉の 舞うたび蒼の 深まりて
秋冬つなぐ 狭間たのしき
🖋️ 読み方:
こがねばの まうたびあおの ふかまりて
あきふゆつなぐ はざまたのしき


蒼へほどける季節
黄金の葉が舞うたび、
蒼がひそかに深まっていく。
秋と冬のあわいに立つような、
季節のほどける音がした。
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次回予告
冬朝ひらく光
凩が肌を刺す冬の朝、
冷たさのさなかに
差し込んだ一条の光が
ふと胸にしみ入った。
その光はただの
日差しではなく、
“あたらしい陽”として
静かにはじまりを
告げるものだった。
冬の冷たさと
小さな救いが重なる瞬間を、
そっとことばに
写し取った一句。
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